モロッコタイルが彩る「集い」が生まれるリノベーション

K.Matsunaga K.Matsunaga
空間の凹凸を活かしたカラフルな家, nuリノベーション nuリノベーション Cocinas de estilo mediterráneo
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それぞれの個室主義だった時代から、現代の住宅はよりコミュニティや「集い」がキーワードになっています。いつも家族との触れ合いや、気軽に友人たちを招いてともに豊かな時間を過ごすことは日々の暮らしの彩りを鮮やかなものにしてくれることでしょう。そのためキッチンやダイニングスペースは調理をするだけでなく、集いの場を意識したカフェやバーのような空間を積極的に取り入れることが多くなりました。NUリノベーションが手がけた今回のプロジェクトは、ごく普通のマンションをカラフルで楽しい空間へとリノベーション。モロッコタイルなど個性的な素材を使った明るく広々とした空間へ変身しました。

Before:暗く閉鎖的なイメージの間取り

以前はごく普通のマンションの間取り、という中身でした。全体的に構造の凹凸も多く、中露半端な壁が閉鎖的な雰囲気でした。

After:回遊性の動線とモロッコタイルのキッチン

キッチンの配置を変えることで、開放的でリビングやダイニングと接する空間ができあがりました。ぱっと目を引くモロッコタイルがあしらわれたキッチンは、空間がとても明るく感じます。壁に囲まれていた以前の配置と比べると、使いやすさやイメージが一変しました。水回りへの動線や、収納スペースへの回遊性がより快適な暮らしへと導いてくれるようです。アーチ型の開口や、ピンク色の壁紙など遊びごころがたっぷりと含まれたオリジナルキッチンはワクワクする場所になることでしょう。

After:細かなパーツにもこだわりを

モロッコタイルだけではなく、アジアンテイストの照明や、デザイナーズ家具をところどころに織り交ぜ、多国籍ながらもユニークで楽しい空間が生まれました。オープンなキッチンスペースだからこそ、まるでカフェのように居心地の良い空間で会話にも花が咲くことでしょう。キッチンとダイニングテーブルは直線状に配置し、配膳のスムーズさやすっきりとした空間を作るのに一役買っています。家電や収納のスペースもオープンにすることで、窮屈さを感じることのないフレンドリーなLDKになりました。

After:ガラスブロックで明るさを確保

リビングに隣接する寝室は、壁面にガラスブロックをあしらい、採光やデザイン性を高める工夫がされています。限られた空間で間仕切りを設けると、ときに窮屈さや圧迫感を生み出してしまうこともありますが、プライバシーを保ちながらも透明感のあるガラスブロックはそのような印象を和らげています。リビングからのアクセントにもなり、モダンで軽やかな印象を加えています。

After:会話が生まれるくつろぎのダイニング

ダイニングテーブルとキッチンの配置により、調理をしながら会話をすることができたり、ティータイムやバータイムがコミュニケーションの場になりました。リビングダイニングとキッチンが離れていると、キッチンにいる人が孤立してしまうこともあります。しかしこの適度な距離感はホストとゲストがより近い位置で時間を過ごすことができ、ゲストも気軽にキッチンを使いながら会食をすることができます。またこのキッチンは、実は一段フロアレベルを下げていることで立つ人と座る人の目線が揃いやすいさりげない配慮もされています。まさに「集う」場にふさわしい空間がリノベーションによってできあがりました。

リノベーションについては、こちらの記事でも紹介しています

※ 小さな古い建物のリノベーション「Re:Toyosaki」

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※ マンションリノベーションのメリット・デメリットとは?実例と合わせてまとめ解説!

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