ペットと暮らすアイディアハウス

林 直樹 林 直樹
帆居 hammock house, UZU architects UZU architects Salones de estilo escandinavo
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今では、多くの人がペットを家族の一員と考えているのではないでしょうか。ペットとの暮らしは、暮らした多くの人がより良い生活と考えていると思います。大切なペットと暮らすための住宅はどのようなものでしょうか。まだまだペットと暮らせる賃貸住宅は少ないと言われていますが、新しく家を建てる場合は、ペットのためを考えて家を作ることができます。そこで、この記事では、今注目が集まっているペットと一緒に暮らす家のアイディアをご紹介します。ペットと暮らす家づくりのポイントを知ることで、家族との快適な生活を始めることができるかもしれません。

ペットの届かないところに飾り棚を

ペットは、手が届くものすべてに好奇心を抱くといっても過言ではありません。もちろん人が食べるものを簡単に手が届く所に置く人は少ないと思いますが、それだけでは不十分です。例えば医薬品やタバコや金属などは棚にしまっておいたとしても、飾り棚に飾るお気に入りのインテリアアイテムまで気を配る必要があります。ペットの成長をある程度予想して、手が届かない、ジャンプしても届かない場所に飾り棚を設置しましょう。またテレビ台など低い家具については開けられないとびらをつけるか、箱に入れるなどして、簡単に開けられないようにすることで留守中も安心できます。

縁側を生かした建築

一概にいうことができませんが、縁側や庭につながる場所、太陽の光を取り込む場所は、人間と同じようにペットも貴用い場所となります。確かに走り回れる庭があればペットもストレスが溜まりにくいですが、同時に周辺が見渡せる環境は、ペットにとってテリトリーが増え、警戒する範囲が増えるとも言えます。それは来客時などに吠えたりすることになりますので、注意が必要です。もちろんペットのサイズによって必要な空間は異なりますが、縁側を生かした建築では、やはり自然と触れ合えるという意味で、ペットにとっては自然な姿である場所と言えるかもしれません。

光をふんだんに取り込む

縁側の設置にもつながりますが、特に室内のペットにしてみれば、光が差し込む場所はお気に入りの場所。寒い冬などは、光が差し込む所に寝そべったりする様子を見ることがあると思います。基本的に哺乳類のペットは寒さに強いと言われていますが、やはり光が差し込む場所は快適に過ごせますし、人間も時間の経過を感じやすい場所のため、光を取り込むことで、ペットと上手に共生できる住宅になると考えて良いと思います。写真はUZUの帆居 hammock house。

撮影 :福澤昭嘉

床の素材を検討する

人間にとって快適だとしても、ペットにとっては快適とは限らない場合があります。例えば床の素材。フローリングや硬い素材は、ペットが足を滑らせてしまう可能性があります。とくに階段や段差があると思わぬ怪我につながる恐れがあります。ペットが走ったり遊んだりして足腰を痛めやすいと考えられる場合は、フローリングの場合もカーペットを敷いたり、フロアシートを敷くなどして、滑り止めの対策を考えてみてください。新築の場合は、初めから交換できる柔らかめのフロアを選ぶのも良いでしょう。とくにペットが高齢担ってきた場合は、注意が必要です。思わぬ事故からペットを守るためにも、十分に検討しましょう。リビングのアイディアはこちらも参考にしてみてください。

広いガーデン

自宅に広いガーデンを用意できる場合は、自宅にドックランがあれば、犬にとってはこの上ない幸せかもしれません。もし都会で広いお庭がある場合は、人工芝を敷き詰め、犬の足腰に優しい状態にしてあげましょう。もちろん柵も忘れずに。ドッグランがある場合はご近所に迷惑にならないようにお昼間に使用するようにしましょう。もちろん都心の住宅に十分な広さの庭を取れないでしょうから、その場合は屋上という手もあります。屋上をにドッグランを作るとメンテナンスコストがかかりますが、ドッグランにもなりますし洗濯物を干す場所として考えれば十分に検討する意味があると言えます。生活動線に配慮すれば、犬にとっても人間にとっても良い場所になること間違いありません。

キャットウォーク

猫との暮らしは、犬との暮らしとだいぶ異なると言えます。猫は高いところだったり狭いところを好みますので、新しく家を建てる場合は、キャットウォークを設置することで、ペットの猫たちが快適に暮らす空間になると言えるでしょう。例えば梁の一部をキャットウォークに転用したり、そこまで登ることのできるような段差をつけた棚を設置するのも良いでしょう。猫の場合は爪をとぎますので、交換できるタイプのものがおすすめです。他のペットと暮らすアイディアについては、こちらも参考にしてみてください。

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