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梅雨が今年も始まりました。毎日降り続く雨にうんざりしている方もいるかもしれません。でも家の中で過ごすにはぴったりの季節だと思いませんか？雨音に包まれ外界と少しだけ切り離される雨の日の部屋。本の世界に浸るには最高のシチュエーションです！今回は雨の日に過ごしたい読書室のある住宅を五つ紹介します(もちろん晴れの日にも魅力は変わりませんが… ! )。さっそく見ていきましょう！
まず最初は田村建築設計工房による住宅から紹介します。壁面に設けた造り付けの本棚が省スペースかつ大容量の収納力がある読書室です。読書室は坪庭に面しており、壁の下半分にのみとった開口部からふんわり優しい自然光が差し込む居心地の良いスペース。庭側の壁面には奥行の浅いシェルフが設置されており、お気に入りの本の表紙を見せながらディスプレイできる装飾性も高いデザインです。
自宅に細長いスペースやあまり活用されていない廊下があるのなら、こんなふうに読書室として改造してみるのもいいかもしれません！
何度も親に注意されたけれど止められなかったのが床に寝転がって漫画を読むこと… 。心当たりがある方も多いのでは?! そんな方にはやはり畳の読書室がおすすめです。横浜市の建築家 木名瀬佳世建築研究室によるこちらの住宅には畳敷きの書斎があります。あえて天井を低く抑え、開口部もスリット状にすることで隠れ家のようなプライベート性の高い空間に。ここならどんな姿勢で読書をしようが叱られることはなさそう？造り付けの文机もあるので書き物やパソコン作業も可能です。
独立した個室の読書室であればさらに本の世界に没頭できるでしょう。座り心地の良い椅子とムードのある照明が必須です。こちらのような独立したスペースでは読書はもちろん、スピーカーやプロジェクターを設置すれば音楽鑑賞や映画鑑賞が可能な趣味の部屋に。好きなものにだけ囲まれて過ごす最高の時間を楽しめます！
撮影：イクマサトシ（TechniStaff）
Copyright (C) 2017 Ito Kengo Architects All rights reserved.
レイアウトを工夫しつつ壁面をうまく活用すれば、コンパクトながら大容量の本棚も備えた読書室を造ることが可能です。無垢材ならではの温もりと優しい雰囲気に包まれて居心地良く。絶妙なサイズ感で巣ごもりのような感覚を楽しめそう！造り付けの本棚の下部に読書灯を設置して夜間も手元の明るさをしっかり確保。
最後に紹介するのはキリコ設計事務所が手がけた高知県東部の住宅。ご覧のような素晴らしい眺望を楽しむことができる絶景読書室です！このスペースは一万冊の本やCDを所蔵した書庫とつながっており、開口部は開閉可能のため季節や天候を問わず使用が可能。しかし眼下に広がる景色が最高すぎて、これでは読書に集中出来ないかもしれません… ! オーナーは夕陽を眺めながらお酒を飲んだり… という使い方もしているそう。羨ましいですね！
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