ツインベッドでの寝室レイアウトを考える

ツインベッドの寝室におけるポジションについて、多くの人が深く考えずに家具の配置を決めているのでは？コンパクトな家では、お部屋いっぱいにベッドが置かれている、なんてこともあるのでは？！寝室は、日々の活力を養うために大切な空間。質の高い睡眠を得るためにも、細かなところまで気を付けたいものです。ベッドのデザインはもちろんのこと、そこでの過ごし方、使い方によって付随する家具の配置も変わってきます。まずは必要なものを押さえておきましょう。

ツインベッドというと、シングルベッドが二つ並べてあるホテルのイメージを思い浮かべる方も多いかもしれませんね。確かに、別々の寝具にすることで、寝返りなどによるマットレスの振動を感じさせないというメリットがあるわけですが、これをあえてくっつけて配置することで、それぞれのスペースを確保しつつもキングサイズとしての使い方とすることも可能になります。小さなお子さんと一緒に寝る場合にも便利なレイアウトです。

大抵の人は、朝決まった時間に起きるために目覚まし時計などのアラームを使われると思います。スマートフォンの睡眠測定アプリなどを使われている場合では、マットレスに携帯を置いて就寝されるかもしれませんが、それ以外の場合には、ヘッドボードやベッドサイドボードなどに時計を置かれているのではないでしょうか。こちらの寝室では、ベッドの間にサイドボードを配置しています。就寝前の読書をされる方ならば、本を置くスペースとしても活用ができますね。

寝室として使う部屋をカスタマイズするにあたり、皆さんはどれくらい窓の位置を気にしてツインベッドをレイアウトしていますか？こちらは札幌の建築家・ヒココニシアーキテクチュア株式会社の手がけたお宅の寝室。窓とベッドの位置関係にご注目ください。窓が広々と開けられていますが、ちょうど頭のくる位置には直接陽が当たりにくいようになっていますね。もちろん、カーテンをすれば問題ないのかもしれませんが、プライバシーが確保できる開放的な空間ならば、このようにレイアウトを工夫することで自然を感じながら気持ちの良い朝が迎えられそうですね。

子供部屋に二つベッドを置く場合、敢えて横に並べる必要はありませんよね。お部屋のサイズに合わせて家具のレイアウトを考えることで、限られた空間を充分に利用することが可能になります。こちらのお部屋では、窓際に足を向かい合わせる形でベッドが配置されています。ちょうどヘッドボードが壁に沿う形なので、ニッチとなった壁面に棚を作りつけることで、サイドボードや収納としても利用ができて便利そうです。

小さな部屋を複数の子供に振り分ける場合、限られたスペースを上手に使うことが必須となります。学習机や収納棚なども置こうとすると、かなり手狭になりがちですよね。そうした場合に活用したいのが、縦の空間。こちらでは、立体的なL字型構造で二人分の寝台と机、収納家具をまとめています。敢えて普通の二段ベッドとしないことで、ちょっとおしゃれで開放的なレイアウトになりますね。ユニットタイプの家具では、好みに合わせてそれぞれが独立して使えるものを選ぶと、長く使えます。

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