タイニーハウスのスマートアイデア

A.Imamura A.Imamura
​River side house / House in Horinouchi, 水石浩太建築設計室/ MIZUISHI Architect Atelier 水石浩太建築設計室/ MIZUISHI Architect Atelier Salones de estilo moderno
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タイニーハウスは、狭小住宅とも呼ばれ住居スペースの狭さがネックとされています。しかし、アイデア次第で小さくても快適で暮らしやすい住まいづくりが可能です。住居スペースの確保だけではなく、日当たりや風通し面での考慮が必要な狭小住宅。今回は、そんなタイニーハウスのスマートアイデアをご紹介していきます。

タイニーハウスとスキップフロア

タイニーハウスは、廊下や階段スペースを敢えて作らないことでデッドスペースを少なくするスキップフロアのアイデアが有効です。こちらは、株式会社POINTが手がける4畳前後の小さな床が螺旋状にぐるぐると上っていくきひとつながりの空間をつくる狭小住宅。目線に高低差が生まれ実際の床面積よりも広く感じる効果があり、また光や風を効率よく通しながら住まいに開放感を演出することで、狭さを感じさせません。

クレジット: Photo : Tetsu Hiraga

タイニーハウスの間仕切り

タイニーハウスでは、できるだけ壁や廊下などの間仕切りを少なくし、空間を繋げることで限られた住居スペースでも開放感をもたらします。また狭小住宅に用いる間仕切りは、こちらのようなガラス張りの引き戸や格子戸などが最適です。最高をもたらし、風通しを妨げない間仕切りのデザインを取り入れることが大切です。

こちらではあわせて「工夫が沢山!オシャレな超狭小住宅」を紹介しています。

窓の配置で

こちらは三角形の変形敷地に建つタイニーハウス。細長いリビングの両サイドには、大きく窓が取られ明るい採光と通風、そして視界の開けた開放的なスペースを演出しています。狭小住宅では、このように窓から外へと視線が抜けるよう窓の配置を工夫することで、実面積よりもスペースを広く感じることができます。

写真:谷川ヒロシ

吹き抜けで開放感

Tsubomi House (Tokyo Bud House), FLAT HOUSE FLAT HOUSE Casas

吹き抜けは、狭小住宅の強い味方です。限られた住居スペースでも縦空間を活かすことで開放感が生まれます。上部に窓や天窓などを設ければ上からの採光が差し込み、日中でも明るく過ごすことができます。特に住宅密集地など、近隣の目が気になり大きな開口部をつくるとプライバシーなどの心配がある立地で有効なアイデアです。

クレジット: 太田拓実

収納場所の工夫

狭小住宅では、無駄なデッドスペースを有効に活かすアイデアが必要です。例えば、階段下収納や階段横のオープンラックなど、壁面収納を上手に利用しましょう。収納場所がすでに建てつけられていれば、収納家具を置くスペースが省け、シンプルに空間を活用することができますね。

クレジット 設計 : 井戸健治 / 井戸健治建築研究所 撮影:太田拓実

天井デザインを活かす

こちらは、大阪都心に立地する長屋をリフォームした住まい。長屋特有の梁を敢えて見せることで、天井縦方向に広がりを持たせた住まい。このように、限られた住居スペースでは、天井のデザインにこだわることで開放感をプラスすることができます。例えば、勾配天井や天井にトップライト、天窓を設けるなどといったイデアも有効ですね。高い天井高を活用した小さなロフトスペースも素敵です。

撮影: 増田 好郎(ますだ よしろう)

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