近未来的であり古代のようでもある。独創的な存在感を放つ家

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ポルトガルの建築スタジオGuedes & Cruzが手掛けた  Lifting Houseを紹介します。この住宅は国際的なリゾート地を含む海辺の街・カスカイスに位置し、雄大な海の景色や、世界遺産に指定されているポルトガル王家が避暑地として過ごした王宮が立つシントラの丘もすぐそば。そんな街に建てられた住宅、いったいどのようなものでしょうか。さっそく見ていきましょう!

石の壁

こちらが外観です。窓やドアなどの要素がなく従来の型に当てはまらない独創的なファサードです!長方形や正方形などの開口が不規則に並ぶ石の壁は、幾何学的かつどこか神秘的な雰囲気も纏っており、見た人に独特の存在感を与えます。実はこの石の壁は住宅を覆う第二の皮膚のような存在。住人のプライバシーを確保しつつ個性的な佇まいを作り出しています。

プールのある庭

住宅反対側を見てみましょう。広々とした芝生の庭には大きなプールがあります。庭は木々や緑化した塀に囲まれているので、人目を気にすること無く思い切り泳ぐことができます。庭に面しているのはリビングルームとテラス。庇が深く設計されているので、適度に日差しを遮り快適な外部エリアとなっています。

垂直の庭

広々とした屋外空間は多様性のある魅力的なデザインとなっています。スイミングプールのほか、コンクリートの塀は美しく緑化された垂直の庭となっており、水平面の整えられた芝生とのコントラストがとても魅力的。塀の高さがあっても圧迫感や閉鎖感がなく、自然に包まれているような心地良い時間を提供します。

スタイリッシュなバスルーム

外観の独創的な魅力に負けず劣らず屋内もとてもスタイリッシュです。こちらはリビングルームかと思いきや実はバスルーム!壮大な景観を楽しむことができる大開口部に、スタンドライトや絵画など通常のお部屋と変わらないインテリアで仕上げたコンテンポラリーなバスルームです。

アートが飾られたホール

室内は大きな開口部が効果的に取られ、外部の自然を室内へうまく取り込んでいます。多くのアートが飾られたホールにも正面に長方形の大きな開口があり、黒い太いフレームで切り取られた風景はまるでひとつの作品のように見えます。 キャンティレバー構造の階段も照明効果でよりドラマチックな存在感に。

外部と内部の接続

その開口部を屋外から見た写真がこちら。外部にはボックス状になった深い庇と壁があり小さなポーチのようになっています。石の壁を背景にしたモノトーンのミニマルなデザインの空間は、美術館の一角のようでもあり、小さな舞台のようでもあります。外部と内部を新しい手法でつないだ空間と言えるでしょう。

メインエントランス

写真左手に見えるのがメインエントランス、右手の開口奥にあるのがダイニングルームです。通常の住宅とは異なるスケールや、独創的なデザインがその存在を訴えかけてくるようなパワーを感じさせる建物です。

夜景

こちらはライトアップされた夜間の外観です。室内からの光が石の壁の開口から漏れ、昼間とは異なる表情を見せています。それはまるで宇宙船のようであったり、古代の城壁のようであったりと、見る人によって様々なイメージを抱かせる独特の魅力に溢れています。

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