断捨離を実践！成功するためのコツとは？

断捨離という言葉が世に出回り始めてから早数年。実践してみたもののうまくいかなかった、余計に散らかってしまった、という話もちらほら聞かれます。うっかり必要なものまで捨ててしまって買いなおすなんてことも。一度失敗した人は、問題点を考慮した上で次の断捨離を計画することが大切。踏ん切りがつかないという方は、とりあえずこのへんを片付ける、と小さな目標を立てるとよいかもしれません。片付けは一気に済ます、という考えもありますが、片付けられる自信がないのであれば、少しずつ手を付けて成功体験を増やしてからでもよいのでは？

物を捨てることに躊躇がない人や、断捨離を嬉々として実践する人にとっては、とにかく1日ですべてを片付ける、と意気込む人もあるかもしれません。でも、今まで失敗してきた人や気が進まないという人にとっては、丸一日、と考えるだけでも気が重くなるかも。部屋中を片付けるにせよ、家の一部のみに手を付けるにせよ、最初に終了時間、もしくは実施時間を決めておきましょう。時間が区切られると、気が向かなくてもその時間までは、と頑張れますよね。

こちらは大阪の建築家・COIL松村一輝建築設計事務所の手がけたお宅。これだけ靴が美しく並んでいると、見ていて楽しくなりますね。

断捨離や片付けができない、という人は、そもそも片付けるのが好きではないという人に多いと思います。苦手なことを無理してやろうとするのですから、終わった後に楽しいこと、うれしいことが待っている、と思うと少しは意欲がわいてくるのではないでしょうか。片付け終わったら、普段は買わないちょっといいお菓子を食べる、とか、ずっと見たかった映画を見るために時間を作るなど、「自分よくやった！」というご褒美を用意しましょう。

丸一日片付けに費やせるほど時間がない、という人にもおすすめなのが衣類の整理。四季の移り変わりによって着る服も変わりますし、流行りのスタイルも変化します。流行りに乗って買ったものならば、去年着たものを翌年必ず着るとは限りません。新しいシーズンに新しいスタイルのものを買って、としていくと、毎年かなりの量の衣類が増えていく計算に。衣替えなどのタイミングに少し長めに時間を取って、クローゼットを見直してみるだけでもすっきりしそうですね。

読書が趣味、というわけではない人でも、趣味の本や旅行ガイド、雑誌などで、意外に本棚のスペースは年々浸食されています。毎月数冊は本を買う、という人や、仕事柄、本が増える環境であればなおさらですね。本棚に余分なスペースがある人でも、時々見直してみるとよさそうです。旅行ガイドや雑誌などは、数年たつと情報も古くなってくるため、買いなおすほうが良いことも。直近で出向くことのない場所であれば、とりあえず破棄するということも考えましょう。気になる記事は、スキャンするかスクラップすると、スペースを取りません。

家の中で意外にスペースを取っているのが書類などの紙類。原本を持っていないと困るような書類もありますが、請求書や年間の支出を管理するための書類などはどうしてもかさばるもの。写真なども、最近ではデジタルの物が多いですが、プリントして人からもらうことがあると、整理に困る、なんてことも。原本は不要、というものは、スキャンするなどしてデータ化していくと、すっきりします。最近ではスキャナー、コピー、プリンターを三役兼ねた複合機が安価で出回っています。一台あると書類整理に便利です。事務処理ついでに集中してデータ化してみるのはいかがですか？