勾配天井のリビング5選 – 開放的で温もりある癒しの空間!

K.Matsunaga K.Matsunaga
下野・南庭の家, 中山大輔建築設計事務所/Nakayama Architects 中山大輔建築設計事務所/Nakayama Architects
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家づくりをする上で、間取りの平面図だけを見るだけではわからない空間の使い方があります。ほとんどの方は、実際の面積以上に広く開放的な家に住みたいと思うでしょう。今回ご紹介するのは、勾配天井のあるリビング5選です。高さを生かした空間は、開放的でぐんと広々と感じます。素材や外部との繋がりを工夫しながら、温もりある優しい住まいのアイデアを参考にしてみましょう!

1.和の趣が生きる平屋の家

柳瀬真澄建築設計工房 MASUMI YANASE ARCHITECT OFFICEが手がけた鹿児島県の中心部に建つ平屋です。区画整理が進む住宅地にあり、建築家は周囲へのプライバシーや景観を配慮して家のボリュームを低く設定。外観からは凛と水平に近く屋根の伸びる佇まいをしていますが、内部はめいっぱい高さを確保した勾配天井になっており、想像以上に広がりを感じる空間に仕上がっています。木目の美しい板貼りで内装を仕上げられ、外からの自然光をふわりと反射して美しい陰影を作ります。格子や和の上質な雰囲気を感じられる住まいです。本住宅については「自然環境に呼応する豊かな住まい」で詳細をご紹介しています。

2.山稜を臨む絶景が眺められる住まい

福岡県は雷山の裾野にある別荘地に位置し、遠くに美しい山稜を臨める自然豊かな場所。この恵まれた環境を持つ地に、TOSHIAKI TANAKA&ASSOCIATES/田中俊彰設計室の手がけた住まいが建っています。何と言っても眺望を生かすために、リビングは開放的な大開口を持ちダイナミックな景色が室内から眺められるように仕上がりました。屋根の形状を生かした片流れの勾配天井は、窓を隔てて軒とそのまま繋がり、周囲の自然と一体になったような浮遊感が味わえます。露天風呂を備えるなど、自然を体感しながら住まうことができる心地良い住まいに仕上がりました。本住宅については「雄大な自然に囲まれた露天風呂のある家」で詳細をご紹介しています。

3.大自然に溶け込むモダンな片流れ屋根の家

森裕建築設計事務所 / MORI ARCHITECT OFFICEの手がけたこちらの家は、ボリュームのある片流れ屋根が特徴的なモダンな住まいです。緑豊かで雄大な山を背景に、シャープなディテールの生きる屋根が美しい対比を見せています。下屋部分のLDKは可能な限り高く天井を取り、のびやかで高さを生かした余白を味わうことができる空間です。勾配に沿って板目の美しい木の仕上げがさらに空間を高く見せ、外部に覗く自然の景色と調和しながら美しく室内を彩ります。本住宅については「雄大な自然を背景に佇む瀟洒な住まい」で詳細をご紹介しています。

4.縁側のある穏やかな平屋

中山大輔建築設計事務所/NAKAYAMA ARCHITECTSの手がけたこちらの平屋。塀で囲まれた庭を包むようなL字型の平面構成が特徴です。庭に沿って縁側があり、深い軒の下でくつろぐことができる空間は、木の香りが漂ってきそうなほど温もりに溢れています。床から天井までの大きな窓は解放させると縁側と一体になり、暖かな陽だまりを感じられる心地よい空間へ。軒から屋根の流れに沿う勾配天井は、木目のはっきり感じられる自然の素材が心地よい住まいです。本住宅については「木の温もりを感じる平屋の一軒家」で詳細をご紹介しています。

5.自然素材に包まれた終の棲家

白木のナチュラルな色と黒のコントラストがモダンなこちらの家は、窪江建築設計事務所の手がけた自然に囲まれた家。住まい手が終の棲家として計画した平屋です。森の中に佇むこの家は、大きな寄棟の屋根が特徴的な外観に、その屋根の形を十分に生かすように四角錐型の勾配天井が内部に広がります。自然素材をたっぷりと使っている内装は凛とした和の空気感を感じさせる上品な仕上がり。窓からは外の緑を眺められるものの、外部からのプライバシーはしっかりと確保できるような配置になっており、まるでカフェやレストランでくつろぐようにリラックスができる空間です。本住宅については「森に佇む理想の終の棲家」で詳細をご紹介しています。

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