本当はお手頃価格なのに高見えする!そんなインテリアを考えてみませんか?「高見え」という言葉はファッション関連の記事でおなじみですが、お金をかけなくても高価に見せるインテリアのコツはファッションと同様、バランスとスタイルにあります。ファッションと違うのは、インテリアは長期にわたって使うアイテムもあるということ。今回は見栄を張るというよりはちょっと上等に見せるという観点から、インテリアが高見えする方法を考えていきます。
まずは自分のスタイルを決めましょう。北欧風や和モダンなど、スタイルに統一感を持たせることは、おしゃれなインテリアをつくる第一歩でもあります。自分の持っているものや壁・天井の色をもう一度見直してみましょう。
高見えのコツは、フォーカルポイントに何を置くかということ。部屋の中でいちばん視線が集中する場所に「いいもの」を置くようにすると、インテリア全体に上質な印象を感じさせることができます。逆にフォーカルポイント以外の部分をリーズナブルに抑えても、あまり目に入らないということにもなります。
TVドラマを制作するとき、お金持ちの家のセットは物を少なく、そうでない家のセットは物をたくさん置くようにするのだとか。もちろんすべてそうだとはいえませんが、確かにモノが多い家より少ない家の方が審美眼があり、上質なものだけを置いているような印象を受けますよね。
十分な収納を確保するのは難しくても、できるだけ物を置かない空間づくりを心掛けるとよいでしょう。収納を用意するなら、取っ手部分がマグネットや掘り込みになっているなど突起のない、表面がフラットなタイプの方がすっきりとしたインテリアに見えます。
あまり広くない部屋なら、ソファやカップボードの家具は低めのものを選ぶと、壁面が多くなって部屋に広がりが感じられるようになります。空間の余裕は高見えにもつながります。
*小さな住まいに関する記事はこちらにもあります
海外のフリーマーケットでは、値段の割に状態の良い家具が見つかることもあります。きれいに磨いて手入れをすれば、新品にはない経年の美しさが感じられます。最近は輸入物のアンティーク家具が比較的リーズナブルな価格で買えるところも増えていますので、興味のある方は探してみてくださいね。
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