夏休みに入ると、家族旅行やおでかけで家を留守にする機会が増えますよね。夏ですから窓をあけたままにしておくこともいつもより多いのではないでしょうか。そこで心配になるのが防犯対策です。今回は玄関やアプローチ付近を中心に、防犯対策をもっと充実させる8つのアイデアをご紹介します。
門扉は家の顔ともいえる大切な部分です。門扉の鍵も再確認してみましょう。現在はタッチ式シリンダーキー、ノータッチキー、電気錠、サムターンキーなど防犯性能の高い錠を搭載した門扉がたくさん出ています。門扉の上下二ヶ所にキーがあるタイプは侵入者が解錠して敷地内に侵入するのに時間がかかるので、安全性がさらに強化されます。
アプローチに樹木を植栽する場合、死角をつくらないように注意しましょう。木がうっそうと茂っていると、侵入者が隠れやすくなってしまいます。敷地が見渡せるよう、間隔をあけて植え付けるようにします。
ポストに鍵はついていますか?投函口から郵便物が取り出せてしまうような構造になっていないでしょうか。ポストに様々な個人情報が詰まっています。ポストに防犯対策をすることは、外部に防犯意識を示すことにもつながります。子どもの遊び道具なども玄関に出しっぱなしにしないようにしましょう。
防犯砂利は通常の砂利より踏んだ時の足音が大きくなるので、防犯対策に効果を発揮します。防犯砂利は費用があまりかからず、雑草の繁殖を防ぐこともできるため、おすすめしたい方法です。
2階に侵入できるようなものは外に置かないようにしましょう。不審者の侵入は1階からだけとは限りません。室外機やガーデンファニチャー、ガーデニング用の脚立が2階の窓に届く位置にないかどうか、もう一度確認してみましょう。
オープン外構は近年のエクステリアの主流になりつつあります。開放感のある人気のエクステリアですが、プライバシーが確保しずらく、不審者が侵入しやすいという懸念もあり、防犯面に不安も感じられることもあるのではないでしょうか。
いっぽう、開放感があるというのは死角が少ないということにもなり、周辺住民の目が行き届く「衆人環視」ができるという側面もあります。ご近所とのコミュニケーションがとりやすい地域では、かえって防犯対策に有効なエクステリアかもしれませんね。
洋風住宅が主流の昨今はあまり見られなくなりましたが、今でも和風住宅の玄関扉には引き戸が多く用いられています。引き戸は風情のあるデザインではありますが、扉にすき間があく、ガラスをはめ込んでいるといった特徴があり、防犯面にやや不安があります。
引き戸の防犯対策も基本的には開き戸と同様ですが、戸の構造上、鍵をどの位置に設置するかが侵入を防ぐポイントとなります。引き戸からの侵入にはガラスを破って室内の鍵を解錠するという手口が多いので、補助錠は簡単に手の届かない場所に設置するとよいでしょう。補助錠はこじ開けによる侵入の阻止にも効果的です。
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